/* Blogモジュールのグリッド表示を明示的に有効にする */ .et_pb_blog_grid .et_pb_post { width: 30%; margin: 1.5%; display: inline-block; vertical-align: top; }

業務用の高速プリンターで知られる「理想科学工業(RISO)」。教育機関や官公庁をはじめとする多くの現場で導入されている同社の製品は、高速かつ安定した印刷品質で支持を集めています。
その性能を支えているのが、RISO独自の純正インク技術です。 本記事では、公式情報をもとに、RISOのインクが持つ「速乾性」「安定性」「環境配慮」の特長に焦点を当て、他社とは異なる開発思想と技術的な強みを詳しく解説します。

理想科学(RISO)とは?

理想科学とはのイメージ画像

理想科学工業株式会社(RISO)は、日本に本社を構える印刷機メーカーで、「簡単・高速・低コスト」な印刷ソリューションを提供してきました。
代表的な製品には、孔版印刷機「リソグラフ」シリーズや、高速インクジェット方式の「オルフィス」シリーズがあり、教育機関や官公庁を中心に幅広い導入実績を誇ります。

同社では、印刷機だけでなくインクそのものの性能も重視しており、製品の性能を最大限に引き出すために、インク開発にも積極的に取り組んでいます。
純正インクは、RISOの印刷技術と一体となって進化しており、同社の印刷品質を支える重要な要素のひとつとされています。

RISOの純正インク技術の特長

高速浸透とにじみ・裏抜けを抑えるインク設計

油性顔料インクのイメージ画像

RISOの純正インクは、油性顔料インクの特性を活かし、用紙への高速な浸透によって優れた速乾性を実現しています。
これにより、印刷直後の乾燥時間を必要とせず、大量印刷でも処理を中断することなくスムーズに進行できます。

さらに、インクが用紙の繊維に素早く浸透し、にじみや裏抜けを抑える処方が採用されています。
この構造により、フルカラー印刷でも鮮明な仕上がりが得られ、図表や細かい文字の印刷にも最適です。
RISOは、高速印刷機と連携することで、こうしたインク特性を最大限に活かす製品設計を実現しています。

出典:RISO公式:オルフィス 技術紹介ページ

印刷安定性を支えるインクの粒子設計と粘度制御

カールを抑える紙対応力のイメージ画像

RISOの純正インクは、安定した印字を支えるために、粒子径や粘度の制御にもこだわった設計がなされています。
インクに含まれる顔料粒子は均一で微細に保たれており、インク吐出の安定性と高速搬送への追従性を両立しています。

また、プリンター内部のノズル詰まりを防ぐため、インクの粘度や分散性も最適化されており、連続出力時にも色ムラやトラブルを起こしにくい構造となっています。
このように、RISOのインクは単なる速乾性にとどまらず、印刷全体の安定性を支える高度な処方技術が施されています。

出典:インク技術紹介ページ(Tech Portal)

環境配慮型のライスインクにも注目

環境配慮型の処方設計のイメージ画像

RISOが独自に開発した「ライスインク(RICE INK)」は、環境に配慮した設計がなされた孔版印刷用インクです。
主原料には、非食糧資源である「米ぬか(米の副産物)」を使用しており、食糧を消費することなくインク原料を確保できる点が特長です。
これにより、食糧不足やフードロスへの配慮も兼ね備えた持続可能な資源利用が可能になります。

また、国産の米ぬかを利用しているため、CO2排出量を大幅に低減し、環境負荷の軽減にも貢献しています。

ライスインクは、RISOの孔版印刷機「リソグラフ」シリーズで使用されており、印刷品質と環境対応の両立を図る取り組みの一例として注目されています。

出典:RISO公式:ライスインク

インク性能を活かす設計思想と製品連携

インク性能を活かす設計思想と製品連携のイメージ画像

RISOの純正インクは、プリンター本体と一体で開発されており、印字品質や印刷スピードを最大限に引き出すための最適化が図られています。
たとえば、オルフィスシリーズでは、油性顔料インクの速乾性を活かして、両面印刷においても裏写りが少なく、高速かつ高画質な出力を可能にしています。

また、濃度や粘度の異なるインク特性に対応するために、印字ヘッドや搬送構造などプリンター側の設計にも細かな調整が施されています。
開発現場ではインクとプリンターの設計者が密に連携し、インクの性能を十分に引き出すための調整が行われており、こうした製品とインクの一体開発はRISO独自の強みとなっています。

純正インクは、単なる消耗品ではなく、印刷の安定性と効率性を支える中核技術の一部として設計されています。

印刷表現の幅を広げるカラーバリエーション

印刷表現の幅を広げるカラーバリエーションのイメージ画像

RISOの純正インクには、ブラックやレッドなどの基本色に加え、用途に応じた多彩な特色インクも用意されています。
これにより、教材・案内掲示・ポスター・チラシなど、印刷物の目的に応じた色の使い分けが可能です。

一部の対応モデルでは、交換式のインクユニットを採用しており、必要な色を切り替えて使用できる柔軟性も備えています。
また、RISOでは、基本色17色に加え、あらかじめ選べる特色50色、さらに特注色(オーダーカラー)も受け付けており、多彩な色展開で業務用印刷の可能性を広げています。

出典:RISO公式:カラーインクを活用しよう

RISO純正インクが選ばれる理由

RISO純正インクが選ばれる理由のイメージ画像

RISOの純正インクは、その設計思想と実用性の高さから、さまざまな業務現場で選ばれ続けています。
まず特筆すべきは、印刷におけるランニングコストの低さです。速乾性と浸透性に優れた油性顔料インクにより、高速印刷に対応しながらも消費量が抑えられており、1枚あたりの印刷コストを軽減します。
また、加熱定着を必要としない構造によって、電力使用量も抑制され、省エネルギーな運用が可能です。

さらに、インクの安定した画質と紙対応力は、大量出力が求められる教育機関官公庁医療機関などで高く評価されています。
導入事例の多くは、RISOが提供する高速プリンターとの組み合わせにおいて、印刷効率と品質を両立させる重要な要素として純正インクが機能していることを示しています。
公式サイトでも、こうした導入実績や運用面でのメリットが紹介されています。

まとめ|理想科学(RISO)のインク技術が支える印刷現場の信頼性

RISOインク技術まとめのイメージ画像

RISOの純正インクは、速乾性・印刷の安定性・環境配慮という3つの軸を中心に、業務用印刷に最適化された独自技術によって支えられています。
油性顔料インクの特性を活かした設計により、大量出力でも高い生産性と画質を維持し、紙詰まりや用紙の変形といったトラブルを抑える工夫が施されています。
また、VOC対策や省エネ対応など、使用環境や持続可能性への配慮も重視されており、安心して使い続けられるインクとして多くの現場で支持されています。

印刷品質を支えるのは複合機だけではありません。インクそのものの性能が、業務効率や仕上がりに直結する重要な要素であることは間違いありません。
今後、RISO製品をご検討の際は、ぜひ純正インクの技術力にも注目してみてください。

RISOの純正インクがございましたら、当店が高価買取します

トナーバイのイメージ画像
RISO純正の未使用インクをお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。

無料査定はこちら