プリンタの使用後に残るトナーカートリッジ、正しく処分できていますか? 多くのメーカーでは、環境保護や資源再利用の観点から「トナーの回収制度」を設けていますが、回収方法や対象製品はメーカーによって異なります。
本記事では、主要メーカーごとのトナー回収方法を分かりやすくまとめました。使用済みカートリッジの処分に迷っている方、回収依頼を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
トナーカートリッジの回収とは?まず知っておきたい基礎知識
なぜ回収が行われているのか(資源循環と環境配慮)

プリンタや複合機で使用されるトナーカートリッジには、プラスチックや金属などの再利用可能な素材が使われています。これらを回収し、再資源化することで、廃棄物の削減や環境への負荷軽減につながります。
メーカー各社は、環境への取り組みの一環として、使用済みトナーカートリッジを対象とした回収制度を整備しています。多くの企業や公共機関がこうした制度を活用することで、資源の有効活用とサステナビリティへの貢献を実現しています。
「回収」と「廃棄」の違い

「回収」とは、メーカーや専門業者が使用済みトナーカートリッジを回収し、再利用やリサイクルを目的として適切に処理することを指します。多くの場合、メーカー指定の方法に従って返送することで、無料で回収してもらえる仕組みです。
一方、「廃棄」は不要になったカートリッジを一般ごみや産業廃棄物として処分することを指しますが、これは環境負荷が高く、適切な処理手続きも必要になるため、推奨されていません。特に法人では、廃棄処分にコストや手間がかかることもあります。
注意点:未使用品は回収の対象外な場合も

トナーカートリッジの回収制度は、基本的に「使用済み品」を対象としています。未使用の純正トナーについては、リサイクル目的の回収制度では受付していないケースもございます。
例えば、機種変更や在庫過多により使わなくなった未開封のトナーを「回収してもらおう」と考えても、メーカーによっては受け付けていないことがあります。その場合は、「買取サービス」を利用することで、コスト回収につなげることが可能です。
参考リンク ⇒ トナー買取:初心者向け完全マニュアル
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主要メーカー別|トナーカートリッジの回収制度一覧
キヤノン(Canon)
キヤノンでは、環境保全と資源循環の一環として「キヤノンカートリッジリサイクルプログラム」を実施し、使用済みの純正トナーカートリッジを対象に無料で回収しています。
■ 大口ユーザー向け:集合回収専用箱による回収
一定数以上の使用済みカートリッジがある法人・団体向けには、無料の「集合回収専用箱」が提供されます。この箱にトナーカートリッジをまとめて入れ、同梱されている着払い伝票を使って、キヤノンリサイクルオペレーションセンターへ発送することで回収されます。大量在庫の処分を一括で行いたい企業や自治体にとって、効率的で便利な回収方法です。
■ 個人・法人向け:単品訪問回収サービス
使用済みの純正カートリッジが1点からでも無料で回収できる「単品回収サービス」も提供されています。申込み後、宅配業者が指定住所に訪問し、製品を回収してくれます。回収品は、元の箱または丈夫な段ボールに梱包し、テープでしっかり封をして渡します。
■ 学校関係者向け:ベルマーク運動による回収
学校やPTA団体の場合は、「ベルマーク運動」の一環として回収を申し込むことも可能です。教育機関による回収を促進し、環境活動と教育支援の両立を図る取り組みとなっています。
詳しい回収方法や申し込み手順は、以下の公式ページをご参照ください。
👉 キヤノン公式:トナー容器の回収
リコー(RICOH)
リコーでは、1998年から使用済みトナーカートリッジの本格的な回収を開始し、現在も継続的にリユース・リサイクルを推進しています。回収された純正カートリッジは、リコーの品質基準に基づいて再生・出荷されるほか、一部は生産ライン向けにリユース部品として再利用され、資源としてマテリアルリサイクルされるものもあります。
■ GELJET(ジェルジェット)カートリッジの回収方法
リコー純正のGELJETカートリッジには、以下の3つの回収方法が用意されています。
1)納品時同時回収サービス
新しいカートリッジの納品と同時に、使用済みカートリッジを引き取る方法です。手間がかからず、スムーズに回収を依頼できます。
2)まとめ箱回収サービス
使用済みカートリッジを複数本まとめて送れる「まとめ箱」を利用した回収方法です。数量が多い法人や団体に適しています。
3)専用封筒による郵送回収
個人ユーザーや少量の回収に便利な、郵便を使った回収方法です。専用封筒に入れてポストに投函するだけで簡単に返送できます。
詳細はこちらのページをご確認ください:
👉 リコー公式:GELJETカートリッジの回収方法
■ GELJET以外のリコー純正カートリッジの回収方法
その他のリコー純正カートリッジ(レーザープリンタ・複合機用など)については、以下の方法で回収依頼が可能です。
1)納品と同時の回収をご希望の場合
製品の購入元(販売会社・販売店)へご連絡のうえ、「回収品あり」と伝えることで、新しい製品の納品時に使用済み品の回収が行われます。
2)回収のみをご希望の場合
回収のみでも対応可能です。「回収品あり」と連絡することで、1本からでも無料で回収に伺います。法人・学校・病院など、まとめて処分したい場合にも最適です。
3)販売店が不明な場合(量販店などで購入)
販売元が不明な場合は、リコーの回収センターに直接依頼することで、スムーズに回収を手配できます。
詳細はこちらをご確認ください:
👉 リコー公式:使用済みカートリッジの回収
リコーでは、環境保護と資源循環を両立する独自のトナー回収・再利用システムを構築しています。使用済みトナーを適切に処分したい方は、上記の各制度をぜひ活用してみてください。
富士フイルム(FUJIFILM)
富士フイルムビジネスイノベーションでは、使用済みカートリッジ(トナー・ドラム・トナー回収ボトル)を対象とした無料回収サービスを提供しています。1本からの回収依頼が可能で、法人・個人を問わず利用できる点が特徴です。
■ 回収対象と依頼方法
回収対象となるのは、富士フイルムビジネスイノベーション製の純正カートリッジのみです。他社製品やリサイクル・再充填されたカートリッジは対象外となります。
使用済みカートリッジを回収依頼する際は、以下の点に注意してお申し込みください。
1本から回収可能。複数本を1箱にまとめて送る場合でも、本数は正確に入力
カートリッジの元箱がない場合は、厚手のビニール袋や段ボールで梱包し、トナー漏れのないよう封をしてください
梱包時には、箱に印刷されている「使用済み」チェック欄に×印を記入
未使用品も回収対象ですが、返金や下取りは不可
回収希望日は、申込日から2営業日以降で指定可能(地域により変動あり)
土日祝・年末年始・お盆期間は受付・回収休止
■ 大量回収やパレット対応も可能
31本以上またはパレット単位での回収にも対応しています
この場合は、希望日を3営業日以降に設定し、依頼フォーム内で「パレット単位での回収」を選択してください
■ 離島や一部地域への対応
離島を含む一部地域でも、原則として回収依頼は可能です。通常対応外のエリアについては、担当者から連絡があり、別途案内されます。
■ よくある質問より抜粋
Q:富士ゼロックス製品も回収できますか?
A:これまで通り回収対象となります。Q:時間指定での回収は可能ですか?
A:申し訳ありませんが、時間指定には対応していません。Q:電話で依頼できますか?
A:Webからの申し込みのみ対応しています。
富士フイルムでは、地球環境保全のため、製品のリサイクルを積極的に推進しています。梱包材も再生利用の対象となるため、カートリッジ購入時の純正梱包材(箱・袋・緩衝材など)を再利用することが推奨されています。
コニカミノルタ(KONICA MINOLTA)
コニカミノルタでは、環境保全への取り組みとして、使用済みトナーカートリッジ・ドラムカートリッジ(イメージングユニット/プリントユニット)・廃トナーボトルの無償回収を実施しています。対象は、同社製レーザープリンター全機種に対応しています。
■ 回収方法
回収を希望する場合は、以下の手順で申し込みが可能です。
使用済みのカートリッジを袋に入れ、購入時の箱(もしくは小さめの段ボール)に梱包
箱の口はテープでしっかりと封をし、トナーの飛散防止に配慮
コニカミノルタ回収センターへ電話(フリーダイヤル)で回収を依頼
指定の宅配業者が、着払いで回収に伺います(1個から回収可能)
※ColorPageProWXシリーズの一部では、3本まとめて回収となるなど、製品ごとに条件が異なる場合があります。
■ 廃棄ではなく「回収」への協力を
コニカミノルタは、地球環境への負荷軽減を目的に、使用済みカートリッジの適切な回収とリサイクルを推進しています。
不燃物や産業廃棄物としての廃棄ではなく、回収制度を通じて再資源化に協力いただくことを呼びかけています。
公式の回収案内はこちら
👉 コニカミノルタ公式:使用済みカートリッジの回収について
👉 コニカミノルタ公式:プリンターの使用済みトナーは?
シャープ(SHARP)
シャープでは、一部の純正カートリッジ(例:ZT-50K1 など)に対して、無料の回収サービスを提供しています。
該当製品を段ボールに梱包し、専用の申し込みフォームから依頼することで、宅配便による無料回収が可能です。
ただし、MXシリーズなどの主要機種のトナーカートリッジについては、公式サイト上で明確な回収制度の案内は確認できません。
この場合は、お買い上げ時の販売店や取扱代理店に直接お問い合わせいただくことが推奨されています。
詳細はこちら:
👉 シャープ公式:使用済みカートリッジの回収
ブラザー(Brother)
ブラザーでは、循環型社会の実現と環境保全を目指し、使用済みインク・トナーカートリッジおよびドラムユニットの無料回収・リサイクルを積極的に行っています。個人・法人問わず、全国からの回収依頼が可能です。
■ 回収方法1:宅配便による無料回収(訪問回収)
使用済みトナーやドラムを回収してほしい場合、Webから申し込むと宅配業者がご希望の日に訪問回収に来てくれます。対象品を梱包し、業者に引き渡すだけで手続きは完了します。
回収本数が多い場合は、ガムテープでまとめる・段ボール箱に収納するなどして個口をまとめるとスムーズです。
複数本まとめての回収が推奨されており、資源エネルギーの削減や環境負荷低減に貢献できます。
■ 回収方法2:「Smari(スマリ)」での回収+エコポイント
全国の一部地域に設置されている宅配ロッカー「Smari」を活用した回収も可能です。
こちらを利用すると、トク刷るポイントが貯まります。
近くの設置場所はこちら → Smari設置場所検索
コンビニ併設など、手軽に投函できるのが特長です。
■ 回収方法3:専用回収箱による大量回収にも対応
最大15本程度の使用済みトナー・ドラムが入る専用回収箱の配送サービスも提供されています。
あらかじめ回収箱を送付し、使用後にまとめて返送していただく方式です。大量在庫をお持ちの事業所などに便利です。
■ 教育支援・森林活動との連携
ベルマーク運動:使用済みカートリッジの回収を通じて教育支援活動にも参加
ブラザーエコポイント活動:回収に応じてポイントを獲得でき、植林などの環境活動に活用されます
環境保全と社会貢献を両立するブラザーのトナー回収制度は、手軽さと公益性を兼ね備えており、多くの企業・教育機関・家庭で利用されています。
エプソン(EPSON)
エプソンでは、「資源有効利用促進法」に基づき、使用済み純正カートリッジの回収・再資源化を積極的に実施しています。
法人・個人を問わず、お客様の利用環境に合わせた複数の回収方法を用意し、環境保全と循環型社会の実現に貢献しています。
■ 法人向け回収サービス(使用済みトナー・インクカートリッジ)
法人のお客様を対象に、エプソン純正の使用済みカートリッジを無料で引き取り回収するサービスを提供しています。
大量の在庫処分にも対応しており、企業・学校・病院などの法人ユーザーにおすすめです。
▶ 法人向け回収サービスの詳細はこちら
▶ スマートチャージ製品をご利用の場合はこちら
■ 個人向け回収サービス(ご家庭やSOHO向け)
個人ユーザーも、以下の方法で使用済みの純正カートリッジを簡単に回収依頼できます。
店頭回収ポスト:全国の家電量販店などに設置されたポストへ持参するだけ
▶ 店頭ポスト設置場所を見るインクカートリッジ里帰りプロジェクト:エプソンをはじめとする複数社共同のリサイクル活動
▶ プロジェクト詳細はこちらベルマーク活動との連携:使用済みカートリッジの回収を通じて教育支援にも貢献
▶ エプソン×ベルマーク活動
■ 回収対象と注意点
回収対象は、エプソン純正のインク・トナーカートリッジのみです。
以下のようなカートリッジは回収対象外となります。
他社製やエプソンブランド以外の製品
改造品(インク補充・再注入などが施されたもの)
汚れや破損が激しいなど、リサイクル工程に支障をきたすもの
回収された純正カートリッジは、分解・選別後に再資源化され、各種製品の素材として再利用されます。
環境への配慮と使いやすさを両立したエプソンの回収制度は、法人・個人を問わず広く利用されており、リピーターの多い持続可能な仕組みとして評価されています。
NEC
NECでは、1995年から使用済みカートリッジの回収および再資源化を実施しており、循環型社会の実現と地球環境の保全に取り組んでいます。
レーザープリンタ・複合機・ファクシミリなどで使用されたNEC純正トナーカートリッジ・ドラムカートリッジが対象となり、回収されたカートリッジは分解・診断・清掃を経て再利用または素材として再資源化されます。
同社はこの取り組みにより、再資源化率100%を達成しています。
■ 回収対象製品
以下のNEC製品に対応した純正カートリッジのみが回収対象です。
レーザー/LED方式のプリンタ(連続紙プリンタ含む)
ファクシミリ機器
複合機に対応したカートリッジ(トナー・ドラム等)
※他社製品や互換・リサイクルカートリッジは対象外となります。
■ 回収方法と梱包のお願い
使用済みカートリッジは、購入時の梱包材(包装袋・緩衝材・箱など)を再利用して梱包のうえ、回収依頼を行います。
梱包材も再資源化の対象となるため、資源活用の観点からも可能な限りご協力ください。
梱包材がない場合は、段ボール箱などを使用して代用可能です
トナー漏れなどを防ぐため、ビニール袋等でしっかり密封したうえで梱包してください
段ボールには、危険物や誤解を招く表示がないか確認をお願いします
NECは、製品のライフサイクル全体を通じて環境負荷を低減することを目的とし、トナーカートリッジの回収と再資源化を一体的に進めています。
法人ユーザーだけでなく、持続可能な社会に貢献したいすべての利用者にとって、利用価値の高い制度です。
OKI(沖電気工業)
OKIでは、地球環境保全の一環として、使用済みの純正消耗品およびメンテナンス品を対象とした無料回収プログラム「エコプログラム」を実施しています。回収依頼を行うことで、OKIが委託する宅配業者がご指定の場所へ訪問し、無償で回収してくれます。
■ 回収対象品
OKIの回収制度は非常に幅広く、以下のような純正品が無償で回収対象となっています。
トナーカートリッジ・イメージドラムカートリッジ
廃トナーボトル・廃棄トナーボックス・廃液ボックス
インクリボンカートリッジ・インクカートリッジ・インクパック
転写ベルトユニット・転写ローラーユニット
定着器ユニット・オイルローラー
プロセスカートリッジ・サブカートリッジ など
※OKI純正のプリンター・複合機(MFP)用の消耗品に限ります。
■ 回収方法と梱包時の注意点
- 回収依頼後、指定業者が訪問回収(無料)
- 使用済みカートリッジは、できる限り新品購入時の梱包箱・ビニール袋・緩衝材を再利用して梱包
- トナー漏れ防止のため、ビニール袋は密封・段ボールはガムテープでしっかり封を
- 資源効率の観点から、4本以上のまとめ回収に協力を推奨
※カートリッジ回収時に他社製品や再生・改造品を混入させることは不可とされています。
■ 回収対象外のものにご注意ください
他社製カートリッジや、OKI製でも再充填・再生されたものは回収対象外です
ColorPainterシリーズの廃インク・廃インクボトルも産業廃棄物扱いとなるため、所定の業者へ処理を依頼してください
OKIのエコプログラムは、広範囲な製品ラインナップと簡単な回収手続きが特徴で、多くの企業や学校で導入されています。
適切な回収と再資源化を通じて、持続可能な社会への貢献が可能です。
HP(ヒューレット・パッカード)
HPでは、「HP Planet Partners」プログラムを通じて、使用済みのHP純正インクカートリッジおよびトナーカートリッジの無料回収・リサイクルを行っています。世界45以上の国と地域で展開されており、10億個以上のカートリッジがリサイクルされた実績があります。
■ Planet Partnersとは?
HP Planet Partnersは、25年以上にわたって継続されている環境配慮型リサイクルプログラムです。
回収されたカートリッジは、分解・分別された後に再資源化され、新しいHP製品や日用品の素材として再利用されます。
HP純正カートリッジの50%以上は、回収されたオーシャンバウンドプラスチックを使用して製造
2021年には、インクカートリッジ1,500トン分をリサイクルするなど、世界的な資源循環を推進
■ 回収方法(日本国内)
HP純正インク・トナーカートリッジの回収は、以下の方法で行えます。
- 販売店の店頭回収サービスを利用
家電量販店・事務用品店・一部大規模小売店のリサイクルボックスに投函可能。
例:米国ではBest Buyと提携し、1,000か所以上に設置。 - HP公式サイトから配送・集荷を依頼
国や地域によっては、リサイクル用の返送キットを申し込み、郵送で返却することができます。
日本での対応状況や回収対象製品は、以下の公式ページで確認できます:
■ 注意点
回収対象はHP純正品のみ。互換品・リサイクル品・改造品などは対象外となります
回収対応は国や地域によって異なるため、該当地域の案内を必ずご確認ください
Instant Ink契約中のカートリッジはHP所有のため、買取や処分は不可です(返却必須)
HPのリサイクルプログラムは、環境保全・資源循環・製品品質の向上という3つの面で高く評価されており、世界中の企業・学校・家庭で広く利用されています。
京セラ(KYOCERA)
京セラドキュメントソリューションズでは、環境保全と資源循環の推進を目的に、プリンターで使用された純正トナーコンテナの無償回収を実施しています。使用済みカートリッジを再資源化することで、廃棄物の削減と持続可能な社会の実現に貢献しています。
■ 回収方法
使用済みトナーコンテナの回収を希望する場合は、以下の方法で申し込みが可能です。
WebフォームまたはFAXから回収申込
お客様のオフィスまで、指定の回収業者が訪問して無償で回収
使用済みコンテナは、新品トナーキットが入っていた箱を再利用して梱包
■ 梱包方法と注意点
使用済みトナーコンテナは、交換時の元箱に再梱包してお渡しください
回収対象は京セラブランドの純正品のみです
他社製品やリフィール品(再充填・改造品)は対象外となります
梱包時に火気・電池・スプレー缶・刃物などの危険物が混入しないよう厳重に確認してください
→ 混入すると火災・爆発など重大事故の原因になります
■ 複合機・複写機のトナー回収について
複合機やコピー機で使用されたトナーコンテナは、最寄りのサービス事業所またはメンテナンス契約をしている販売店を通じて回収対応が行われます。プリンター製品とは申し込み先が異なるためご注意ください。
京セラの無償回収制度は、事業所や法人ユーザーを中心に、多くの現場で活用されています。
廃棄処分せず、適切な回収・リサイクルを通じて環境保全に取り組みましょう。
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未使用の純正トナーは「回収」ではなく「買取」対象になることも
回収制度の多くは「使用済み品」のみが対象

ここまでご紹介したように、各メーカーが実施している回収制度は、基本的に「使用済み」のトナーカートリッジを対象としたものです。
印刷後のトナーや使い切ったカートリッジを適切に回収・リサイクルすることで、資源の有効活用と環境保護に貢献することができます。
しかし、使用していない未開封の純正トナーについては、回収対象外となる場合もございます。理由は「リサイクルの前提である使用済み」という条件を満たしていないためです。
未使用トナーを回収に出すのはもったいない理由
実は、未使用・未開封のトナーカートリッジには市場価値が残っている場合が多く、「回収に出す」よりも「売却する」ほうが合理的なケースがあります。
特に、以下のような状況に該当する方は、トナー買取サービスの利用を検討する価値があります。
機器の入れ替えで使わなくなった純正トナーがある
在庫整理中に、使用予定のない未開封トナーが見つかった
法人の期末処分や在庫削減を進めている
未使用トナーをお持ちなら、まずは「無料査定」をご活用ください
当店では、メーカー純正・未開封のトナーカートリッジに限定した買取サービスを行っています。
回収制度と違い、買取であれば「コスト回収」や「在庫価値の活用」が可能になります。
「これは売れるのか?」「状態に不安があるけど大丈夫?」という方も、まずはお気軽に無料査定をご利用ください。
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トナー回収でよくあるご質問(FAQ)
Q1. 使用していないトナーでも回収に出していいですか?
多くのメーカーの回収制度は「使用済みトナー」が対象です。
未使用トナーはリサイクルの前提に合致しないため、基本的に回収対象外となるケースも。
未開封・純正品であれば「買取」の対象になる可能性が高いため、まずは査定をご利用ください。
Q2. 純正トナーかどうかわかりません。見分け方はありますか?
はい、パッケージに「純正品」や「メーカー名のロゴ」などが記載されています。
互換品やリサイクルトナーには、外箱やラベルの記載に違いがあるため注意が必要です。
Q3. インクカートリッジも買取できますか?
インクカートリッジも一部買取対象ですが、家庭用モデルは一定数まとまっていないとお引き受けできない場合があります。詳細はお問い合わせください。
Q4. 複数本まとめての査定も可能ですか?
もちろん可能です。病院・学校・企業などで複数本在庫されている場合は、まとめて査定いただくことでスムーズにご案内できます。
トナーの回収・処分に迷ったら、まずはご相談ください

メーカーごとの回収制度を活用することで、適切にトナーを処分・再利用することができます。
ただし、未使用の純正トナーを回収に出してしまうのは、少しもったいない選択かもしれません。
「これって買取できる?」「これは回収対象?」といった疑問がある方は、まずはお気軽にご相談ください。
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