OKI(沖データ)の純正トナーは、元箱や本体ラベルに「型番(品番)」が記載されていますが、シリーズによって TNR/TC/EPC など表記ルールが異なるため、見慣れないと探しづらいことがあります。さらに同じ色(ブラックなど)でも、容量違いや型番末尾の違いで別商品になるケースがあるため、売却や在庫整理の際は“正しい型番を特定すること”が最短ルートです。
このページでは、OKIトナーでよくある型番表記パターンを、実物写真付きで整理しながら確認手順をまとめました。箱がある場合はもちろん、箱がない場合の確認ポイントも掲載しているので、手元のトナーに合う箇所からチェックしてみてください。
目次
OKIトナーの型番確認が重要な理由
OKI(沖データ)のトナーは、型番の表記ルールが複数存在する点が大きな特徴です。一般的な「TNRトナー」だけでなく、機種やシリーズによっては「TCトナー」や「EPC」表記が使われているケースがあり、外箱を見ただけでは判断しづらいことがあります。
また、OKIでは同一シリーズ内でも 色(ブラック・シアン・マゼンタ・イエロー) や 通常容量/大容量の違い によって型番が細かく分かれています。見た目がほぼ同じでも、末尾の英数字が異なるだけで別の型番になるため、うろ覚えで判断すると間違えやすいのが実情です。
さらに、OKI純正トナーの中には 「GF」表記が付いた再生トナーも存在します。新品トナーとは区別された型番が使われているため、型番を正確に確認せずに扱うと、想定と異なる商品として認識してしまう可能性があります。
このように、OKIトナーは表記の種類が多く、型番の差が細かいメーカーだからこそ、元箱やラベルに記載された正式な型番を一度しっかり確認することが重要です。次の項目から、具体的な確認方法をパターン別に解説していきます。
OKIトナーの型番確認方法
OKI(沖データ)のトナー型番は、基本的に元箱に最も分かりやすく記載されています。
まずは箱を確認し、表記ルールやラベル位置を把握することで、ほとんどの型番はスムーズに特定できます。
元箱での型番確認方法|OKIトナー共通の確認ポイント
OKIトナーの型番は、英字と数字を組み合わせた形式で表記されています。
代表的な例としては、以下のような型番があります。
- TNR-C3LK2
- TC-C4BK2
- EPC-M3C1
いずれも共通して言えることは、元箱の正面または側面に、商品名とは別枠で明確に表示されています。
略称や愛称ではなく、この英数字の並びが正式な型番となるため、確認時は必ずこの表記を基準にしてください。
通常容量トナー(TNRトナー)の型番確認方法
TNR-◯◯◯形式の型番表記例
OKIで最も多く採用されているのが、「TNR-」から始まる通常容量トナーです。
このタイプでは、型番が比較的大きく、元箱正面や側面に分かりやすく印字されています。
TNR表記のトナーはシリーズごとに型番ルールが整理されているため、
まずは「TNR-」で始まっているかどうかを確認するのが基本となります。


この例での型番は以下となります。
TNR-C3LK1:ブラック
TNR-C3LM1:マゼンタ
TNR-C3LC1:シアン
TNR-C3LY1:イエロー
大容量タイプトナーの型番確認方法
通常容量との違いは「末尾の英数字」で判断
OKIの大容量トナーは、見た目や表記位置が通常容量トナーとほぼ同じですが、型番の末尾に付く英数字が異なることで区別されています。
色名やシリーズ名だけで判断すると誤認しやすいため、必ず型番全体を最後まで確認することが重要です。


この例での型番は以下となり、最後の数字の「2」が大容量タイプを表します。
TNR-C3LK2:ブラック
TNR-C3LM2:マゼンタ
TNR-C3LC2:シアン
TNR-C3LY2:イエロー
EPC表記のトナー型番について
ブラック専用モデルは色表記が省略されるケースあり
モノクロプリンター用のOKIトナーでは、カラートナーと異なり色名の表記自体が省略されている場合があります。
そのため「ブラック」と書かれていなくても、型番によりブラック専用トナーであることが判別できます。


この例での型番は「EPC-M3C1」となり、色を表す表記は見当たりません。
TNRではなく「TC」表記のトナー型番について
TCトナーは一部シリーズで採用されている別系統の型番
OKIでは、すべてのトナーがTNR表記というわけではありません。
一部シリーズでは、「TC-」から始まる別系統の型番が採用されています。
TNRトナーと混同しやすいため、元箱に記載されている先頭の英字を必ず確認してください。


この例での型番は以下となります。
TC-C4BK2:ブラック
TC-C4BM2:マゼンタ
TC-C4BC2:シアン
TC-C4BY2:イエロー
OKI純正の再生トナー(GF表記)の型番確認方法
「GF」付き型番はOKI純正の再生トナー
型番の末尾に「GF」が付いているトナーは、OKIが公式に提供している純正の再生トナーです。
これは社外のリサイクルトナーとは異なり、OKI純正品として管理・供給されている製品であり、型番上も新品トナーとは明確に区別されています。


この例での型番は以下となります。
TNR-C3LK2GF:ブラック
TNR-C3LM2GF:マゼンタ
TNR-C3LC2GF:シアン
TNR-C3LY2GF:イエロー
箱がない場合|トナーカートリッジ本体での型番確認方法
本体ラベル・刻印部分に型番が記載されているケース
元箱を処分してしまった場合でも、多くのOKIトナーではカートリッジ本体のラベルや刻印部分に型番が記載されています。側面や上部に貼られたラベルを確認し、箱と同じ英数字の型番がないかチェックしてください。


トナー本体にシールが貼られており、そこに「型名:TNR-C3LK2」のように記載がございます。
OKIトナーの型番が見つからない場合の対処法
元箱や本体を確認しても型番が見つからない場合でも、OKIトナーであれば確認できるケースは多くあります。
元箱に入荷時のラベルシールを貼ったまま保管していたり、長期保管による印字が薄くなって読み取りづらくなっている場合など、「どこを見ればいいのか分からない」状態で止まってしまうことも少なくありません。
そのような場合は、無理に自己判断せず、分かる範囲の情報をもとに確認を進めるのが確実です。
写真だけでOK|型番確認をサポートします

OKIトナーは、元箱の各面、トナーの本体などから型番を特定できるケースがあります。
「箱はあるが型番が見当たらない」
「本体しか残っていない」
などで型番が分からず判断に迷った場合は、写真頂ければ当店が確認のサポートをしますので、お気軽にお問い合わせください。
OKIトナーの型番に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 同じ型番でもパッケージ(箱)の色が異なるのですが?
OKIのトナーは現行タイプは茶色い箱、旧パッケージは白い箱となっております。白い箱の場合は、製造時期がお古くなってしまうので、お買取りが難しくなるケースがございます。
Q2. 型番は「TNR」と「TC」の2種類だけですか?
OKIの場合、TNRトナーとTCトナーの2種類が主流ですが、「EPC」から始まるトナーもございます。
またイメージドラムの場合は「ID」や「DR」から始まります。
査定をする際には正確な型番確認が重要となります。
Q3. 型番の末尾に「GF」と付いているトナーは何ですか?
「GF」が付いている型番は、OKIデータが回収してトナーを再充填して再生したトナーカートリッジとなります。
パッケージはとてもシンプルで、GFトナーカートリッジとラベルに記載があります。
Q4. 容量のタイプは通常と大容量の2種類ですか?
トナーの機種によって、小容量タイプも存在します。最後の数字でどの容量タイプか判別可能です。
具体的な型番を挙げると、以下がございます。
TNR-C3LK3:小容量
TNR-C3LK1:通常容量
TNR-C3LK2:大容量
→その他のよくあるご質問はこちら
OKIトナーの型番確認方法まとめ
OKI(沖データ)のトナーは、型番の表記ルールが複数存在するメーカーです。
TNRトナーをはじめ、TC表記のトナーやEPC表記、さらに「GF」が付いた純正再生トナーなど、外箱やラベルの見方を誤ると、別の商品として認識してしまう可能性があります。
型番を確認する際は、
- 元箱に記載された英字+数字の正式表記を最優先で確認する
- 色名や容量違いによる末尾の英数字まで含めてチェックする
- 箱がない場合は、本体ラベルや刻印部分を確認する
といった手順を意識することで、正確な型番特定につながります。
OKIトナーは、見た目が似ていても型番が異なるケースが多いため、曖昧な記憶や外観だけで判断せず、必ず記載された型番を基準に確認することが大切です。
関連コラム
OKIトナーの型番確認とあわせて、以下のコラムも参考にしていただくことで、
トナーの管理や判断がよりスムーズになります。
- OKI トナー買取に関してはこちら
OKIの純正トナーを買取依頼をするならご確認下さい。 - OKI 純正トナーの型番・シリーズ一覧
OKI純正トナーの型番一覧をまとめたページです。 - OKI トナーを高く買取に出す方法をご紹介
高額査定のポイントを解説します - トナーの大容量・小容量とは?
容量タイプ別に型番の違いをメーカー別に徹底解説

