エプソン(EPSON)の純正消耗品は、トナー・インク・感光体ユニットなど複数の種類があり、
それぞれ 型番の表記ルールや確認位置が異なる という特徴があります。
一見すると似た英数字が並んでいるため、正確な型番を把握できずに迷ってしまうケースも少なくありません。
型番を正しく確認できれば、
・使用機種との適合確認
・在庫管理や再注文時のミス防止
・売却や問い合わせ時のやり取りの簡略化
といった点で大きなメリットがあります。
本ページでは、エプソンのトナー・インク・各種ユニットについて、
「どこを見れば型番が分かるのか」 に焦点を絞り、
元箱がある場合・箱がない場合の両方を、実物画像付きで分かりやすく解説します。
エプソン消耗品の型番確認で迷った際の、判断基準としてご活用ください。
目次
- エプソン消耗品の型番確認が重要な理由
- エプソン トナー・インク・ユニットの型番確認方法
- エプソンの型番が見つからない場合の対処法
- エプソン トナー・インク・ユニットの型番に関するよくある質問(FAQ)
- エプソン トナー・インク・ユニットの型番確認方法まとめ
- 関連コラム
エプソン消耗品の型番確認が重要な理由
エプソンの消耗品は、型番を基準に管理・流通が行われています。
そのため、型番を正確に把握できていない状態では、使用機種との適合確認や管理上の判断が曖昧になりやすくなります。
特に、英字や数字の一部だけを見て判断してしまうと、同系統の別製品と混同してしまうケースもあります。
このような状態では、再注文時や問い合わせ時に確認作業が増え、手続きに余計な時間がかかる原因にもなります。
あらかじめ正しい型番を確認しておくことで、製品情報の照合や管理がスムーズになり、
不要な確認作業や行き違いを防ぐことができます。
次の項目では、エプソン消耗品について型番を確認する際に注目すべきポイント を、種類ごとに分けて解説します。
エプソン トナー・インク・ユニットの型番確認方法
エプソンの消耗品は、トナー・インク・感光体ユニットなど製品の種類によって形状や用途が異なりますが、
型番の確認手順自体は共通する考え方があります。
まずは元箱に記載されている情報を確認することで、多くの場合は正確な型番を把握できます。
この項目では、エプソン消耗品の型番確認における基本ルールと、
トナーの種類ごとの確認ポイントを順番に解説します。
元箱での型番確認方法|エプソン共通の基本ルール
エプソンのトナーなど純正消耗品の型番は以下の様に英字+数字の組み合わせで記載されております。
(例:LPC3T39 / LPB3T29V / IP01KB / SC8BK70 など)
これらの型番は、元箱の正面・側面・ラベル部分など、必ずいずれかの位置に記載されています。
製品名や対応機種名とは別に、英数字が連続した表記がそのまま型番となるため、
余分な文字や説明文と混同しないことがポイントです。
カラートナーの型番確認方法(例:LPC3T33シリーズ)


箱正面・側面に記載された「LPC3T33+色記号」が確認ポイントです。
「LPC3T33」の後ろに、色を示すアルファベットが付いた型番が記載されています。
この英数字の並びが、そのまま正式な型番となります。
この例での正確な型番は
LPC3T33K:ブラック
LPC3T33C:シアン
LPC3T33Y:イエロー
LPC3T33M:マゼンタ
モノクロトナーの型番確認方法(例:LPB3T29)


モノクロトナーの場合、カラートナーとは異なり、色を示す記号は付かず、型番のみで管理されています。
今回の例である型番「LPB3T29」のように、英字と数字のみで構成された型番が明確に記載されています。
複数の色表記がない分、その英数字表記がそのまま型番として判断できます。
インクパックの型番確認方法(例:IP01KB)



エプソンのインクパックの一部では、「IP」で始まる英字+数字+色記号の組み合わせで型番が管理されています。
元箱の正面や側面には、製品名とは別に型番の記載がございます。
この例での正確な型番は以下です。
IP01KB:ブラック
IP01CB:シアン
IP01YB:イエロー
IP01MB:マゼンタ
感光体ユニットの型番確認方法(例:LPC4K9C)


感光体ユニットは、トナーやインクとは別の消耗品として扱われており、専用の箱に「感光体ユニット」と明記されています。
元箱には、英字と数字を組み合わせた型番が記載されており、この表記がそのまま対象製品の型番となります。
トナーやインクと混同しやすいため、箱に記載された製品区分と型番の両方を確認することが重要です。
この例での正確な型番は以下となります。
LPC4K9K:ブラック
LPC4K9C:シアン
LPC4K9Y:イエロー
LPC4K9M:マゼンタ
箱がない場合|本体ラベルでの型番確認方法
元箱がない場合でも、消耗品の本体に型番情報が記載さている場合がございます。
実際の画像をもとに、どの様に記載があるのか解説していきます。
感光体ユニット本体ラベルで確認できる型番表記


感光体ユニット本体には、型番が記載されたラベルや刻印が確認できるケースがあります。
本体側面や表面のラベル部分を確認し、英字と数字が連続した表記があれば、それが正式な型番となります。
ここでの例では「LPA4KUT4」が型番となり、分かりやすく「型番」との記載があります。
インクカートリッジ本体で確認できる型番表記


インクカートリッジも、本体に直接型番が記載されている場合があります。
この例では本体ラベル部分に、「ICBK58」との記載がされおり、これが型番となります。
エプソンの型番が見つからない場合の対処法
元箱や本体ラベルを確認しても型番が見つからない、またはよくわからない場合は、
当店の型番確認のサポートを利用するのも一つの方法です。
写真だけでOK|型番確認をサポートします

元箱がなく、型番表記も見当たらない場合でも、消耗品の写真があれば、
型番を確認できる可能性があります。
本体全体と、ラベル・刻印がありそうな箇所を撮影し、
当店のサポートまでお問い合わせください。
エプソン トナー・インク・ユニットの型番に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 箱だけで型番は特定できますか?
はい、多くの場合は可能です。
エプソンの純正消耗品は、元箱に型番が記載されているので、そこから商品を特定できます。
Q2. 査定の時に、色を表すアルファベットまで型番情報は必要ですか?
はい、必要となります。
消耗品によっては、ブラックとカラー(シアン/マゼンタ/イエロー)で、査定額が異なる場合がございます。
正確なご査定額をお出しするために、色の情報までわかる型番をお知らせ下さいませ。
Q3. トナー・インク・感光体ユニットはどれも型番の確認方法は同じですか?
基本的には箱や本体から型番を確認する点では同じになります。
いずれも英字と数字で構成されていますが、製品の種類ごとに型番のルールや管理単位は異なります。
Q4. 箱がない場合はどうすればいいですか?
消耗品によっては、商品の本体にも型番情報が記載されているケースがございます。
本体にそれらしい英数字の羅列がないか本ページ内の該当項目を参考に探してみてください。
→その他のよくある質問はこちら
エプソン トナー・インク・ユニットの型番確認方法まとめ
エプソンの純正消耗品は、トナー・インク・感光体ユニットなど種類が分かれており、
それぞれ 英字と数字を組み合わせた型番で管理されています。
正確な型番を把握するためには、製品の種類を意識したうえで、元箱や本体ラベルを順に確認することが重要です。
元箱がある場合は、正面や側面、ラベル付近に記載された 英数字が連続した表記 を確認することで、
多くのケースで型番を特定できます。
一方、箱がない場合でも、感光体ユニットやインクカートリッジ本体に型番が記載されているケースがあります。
見た目や名称だけで判断せず、実際に記載されている表記を確認することがポイントです。
本ページを参考に、エプソン消耗品の型番確認を落ち着いて進めてみてください。
関連コラム
エプソンの消耗品を正しく扱うためには、型番の確認だけでなく、製造時期や使用期限の考え方を理解しておくことも重要です。あわせて以下のコラムも参考にしてみてください。
■ エプソン 純正トナー買取について
エプソン純正トナー/インクの買取方法を解説したページです。
■ エプソン 純正トナー/インク型番一覧
エプソン純正トナーの対応機種をまとめました
■ エプソンの純正トナー・インクの技術とは?
主な技術について、公式情報をもとにご紹介いたします。
■ エプソン トナー・インクの製造日/期限の確認方法
エプソン トナー・インクの実物写真付きで製造日などを解説
■ エプソンのインクやトナーを買取に出す際の注意点
エプソンのインクやトナーを高く売るためのポイントや、注意すべき点を詳しく解説

