新しい複合機を購入する際に、コスト面を抑えるため中古複合機を検討する企業や個人が増えています。
新品の複合機は高額な機種も多く、導入するには躊躇してしまうケースも。
一方で中古市場では性能が十分な製品を手頃な価格で手に入れることが可能です。
しかし、中古品ならではのリスクも存在するので注意が必要となります。
本記事では、中古複合機を選ぶ際のポイントや注意点を詳しく解説します。
目次
中古複合機を選ぶメリット
中古複合機を選ぶ際には、価格面だけではなく、環境への配慮や希少な機種の入手といった点も重要な魅力です。
以下に、中古複合機を購入するメリットを詳しく解説します。
1. 中古複合機はコストパフォーマンスが高い
新品の複合機に比べて価格が大幅に安いため、限られた予算で希望の機種を手に入れることが可能です。
特に中小企業やスタートアップにとっては、初期投資を抑えると言った大きなメリットがあります。
2. 中古複合機は環境に優しい選択
中古品を購入することで製品寿命を延ばし、廃棄物の削減や資源の再利用に貢献します。
環境保護を意識する企業にとって、CSR(企業の社会的責任)を果たす一環としても有効です。
3. 希少モデルや生産終了機種が手に入る
特定の機能を持つ機種や、現在市場に出回っていない機種を見つけることが可能です。
例えば、特定のソフトウェアに対応する旧型機種が必要な場合は中古市場が唯一の選択肢になることがあります。
<<注意点>>
販売終了モデルは部品供給が終了している場合があり、故障時に修理ができないリスクがあります。
そのため、運用コストや修理の容易さを考えると、可能であれば現行モデルの中古複合機を選ぶことをおすすめします。
現行モデルは部品供給が継続しており、メーカーサポートも受けやすいため、長期的な使用に適しています。
中古複合機おすすめのチェックポイント
中古複合機を検討する際、リファビッシュ機(再整備済み製品)と言った選択肢も視野に入れてみて下さい。
リファビッシュ機は、メーカーや専門業者によってメンテナンスされ、品質保証が付けられているため、中古品と新品の中間的な選択肢として注目されています。
以下のチェックポイントと併せて検討してみましょう。
中古複合機を選ぶ際には、目的や販売店の選定、機種の状態を慎重に確認することが大切です。
ここでは、選択時の重要なポイントを解説します。
1. 使用目的を明確にする
- 小規模オフィス: 小規模な事務所では、省スペースで基本的な印刷、スキャン、コピー機能を持つコンパクトな複合機が適しています。
- 中規模〜大規模オフィス: 高速印刷やネットワーク機能、多人数での利用を考慮した耐久性の高いモデルを選びましょう。
- 特殊用途: グラフィック印刷や製本機能が必要な場合、対応する業務用複合機を探す必要があります。
2. 信頼できる販売店を選ぶ
中古複合機の品質は、購入先の販売店によって大きく異なります。
信頼性が高く、保証付きの製品を提供する販売店を選ぶことで、長く安心して利用できます。
- メーカー認定のリセラー: メーカーが認定した中古販売業者で購入することで、品質保証やサポートが期待できます。
- アフターサービスが充実している販売店: 保証やメンテナンスサービスが付属しているか確認しましょう。
3. 中古複合機の状態を確認する
中古品の状態を把握することは、長期間安心して使用するための第一歩です。
購入前に必ず以下の点を確認してください。
- カウンター数: カウンター数(印刷枚数)が多い場合、内部部品の消耗が進んでいる可能性があります。カウンター数が少ない機種ほど使用頻度が低く、より長期間安心して利用できる傾向があります。
- 消耗品の状態: トナー、ドラムユニット、定着器などの消耗品がどの程度使用されているか確認しましょう。
- 外観と機能: 傷や汚れ、スキャナやADF(自動原稿送り装置)の動作確認も重要です。
4. 消耗品のコストと入手性をチェック
複合機のランニングコストを抑えるには、消耗品の価格と入手のしやすさを事前に確認することが必要です。
特に以下の点に注意してください。
- 複合機のモデルによっては、消耗品のコストが運用費用に大きく影響します。
- メーカー純正品が入手可能か、または互換品が使用できるかを確認しましょう。
5. ネットワーク機能とソフトウェア対応
現代の複合機では、ネットワーク機能やソフトウェアの互換性が重要なポイントとなっています。
これらの機能が対応しているかどうかを事前に確認することで、導入後のトラブルを回避できます。
ネットワーク接続機能: 業務効率を高めるためには、有線LANやWi-Fi接続が可能な複合機が望ましいです。これにより、複数のデバイスからスムーズにアクセスできます。
クラウド対応: 最近では、Google DriveやDropboxなどのクラウドサービスと連携できる機種が増えています。これにより、ドキュメントの保存や共有が容易になります。
OS互換性: 現在使用しているPCやスマートフォンのOSに対応しているかを確認しましょう。特に、ドライバやファームウェアの更新が可能な機種を選ぶことで、長期間にわたり安心して使用できます。
セキュリティ機能: 業務で使用する場合、データの安全性を確保するためにセキュリティ機能が充実しているモデルを選ぶことも重要です。
これらの機能を考慮することで、導入後の利便性が大きく向上します。
6. リファビッシュ機の選択肢を検討
リファビッシュ機は、特に品質を重視する場合におすすめの選択肢です。
リファビッシュ機を選ぶ際には、提供元が信頼できる業者かどうか、どのような再整備が行われたかを確認してください。
再整備済み製品: リファビッシュ機は、メーカーや専門業者によって部品交換や動作確認が行われ、新品に近い状態で販売されます。
保証付き: リファビッシュ機には保証が付いていることが多く、安心して購入できます。
費用対効果: 新品よりも安価でありながら、高い信頼性を持つため、コストと品質のバランスが良好です。
中古複合機 購入時の注意点
中古複合機を購入する際には、以下の注意点を押さえておくことで、購入後のトラブルを未然に防ぐことができます。
1. 保証期間とアフターサポート
- 保証期間が設定されている複合機を選ぶことで、トラブル発生時に安心です。
- 購入先のアフターサポート体制を事前に確認しましょう。
2. 実機確認を行う
購入前に実際に動作確認を行うことで、製品の状態や性能を把握できます。以下の項目をチェックしましょう:
- 印刷品質
- スキャナの動作
- ネットワーク接続
3. 配送時のリスクを考慮する
複合機は重量があるため、配送中の破損リスクを避けるために梱包状態を確認してください。
また、保険付きの配送を選択することで、リスクを軽減できます。
4.不要な消耗品の整理と活用
中古複合機を導入する際には、手元にある消耗品の整理が重要です。
特に、以下のポイントを押さえることで効率的な運用が可能になります。
■余剰な新品トナーカートリッジの買取を検討
使わなくなった機種の未使用トナーカートリッジが不要になった場合、処分ではなく買取サービスを利用することで最大限の価値を引き出せます。
■買取のメリット
・倉庫スペースを有効活用。
・廃棄コストを削減。
・環境保護に貢献しながら現金化が可能。
■査定のポイント
未使用で未開封のトナーカートリッジは高価買取の対象となるため、購入時のまま保存して、キレイな状態を保つようにしましょう。
不要な消耗品を整理することで、効率的な業務運用と追加収入の両方を得ることができます。
関連リンク:
買取の流れはこちら
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買取取り扱いメーカーはこちら
まとめ: 中古複合機を賢く選ぶために
中古複合機は、新品に比べて初期コストを大幅に削減できるだけでなく、環境保護にも寄与します。
ただし、選択肢が多い分、使用目的や必要な機能を明確にし、信頼できる販売店から品質保証のある製品を選ぶことが重要となります。
また、消耗品やソフトウェアの対応状況を確認し、長期的な視点で最適な1台を見つけましょう。
さらに、中古複合機を導入する際には、手元に余剰となった新品トナーカートリッジを整理することも大切です。
これらのカートリッジを買取に出すことで、追加収入を得ながら倉庫スペースを有効活用し、廃棄コストを削減することができます。
買取サービスを活用すれば、環境保護への貢献も同時に実現可能です。
本記事を参考に、業務効率を最大化できる中古複合機を見つけてください!