NEC(エヌイーシー)の純正トナーは、製品ごとに製造日の表記方法が異なっています。
一般的な白シールへの印字だけでなく、外箱へ直接日付を印字するタイプもあり、シリーズによって確認ポイントが変わります。さらに一部の製品では、パッケージに「推奨使用期限」が記載されているパターンもあります。
このように、NECトナーは製造日や推奨使用期限の表示方法が複数存在するため、正しい位置を知っておくことが大切です。
本ページでは、NECでよく見られる製造日の表記形式を、実物写真を交えながら分かりやすく解説します。
NECトナーの製造日の確認方法や使用期限の考え方を知ることで、保管・売却の判断がしやすくなります。
目次
NEC純正トナーに製造日はある?使用期限との違い
NEC(エヌイーシー)の純正トナーには、多くの型番で 製造日が分かる印字 が施されています。
ただし表記方法はシリーズによって異なり、白いシールに8桁の日付が印字されているものや、 外箱へ直接日付が印字されているタイプ など、複数のパターンが存在します。
一方で、NEC公式として「使用期限」を全機種に共通して定めているわけではありませんが、トナー業界では一般的に 製造からおおよそ30か月(約2年半) がひとつの目安とされることがあります。
とはいえ、トナーは未開封で適切に保管されていれば品質が保たれやすく、実際には「期限の長さ」以外にも保管環境/保管状態も重要 です。NECトナーは製造日がしっかり記載されているため、状態を把握しやすい点が利用者にとって大きな利点といえます。
このあと、NECトナーでよく見られる 製造日の表記位置と読み取り方 を、実物写真を用いて詳しく解説します。
NECトナーの製造日の確認方法
NEC(エヌイーシー)の純正トナーは、シリーズやロットによって 製造日の表記形式が複数存在する のが特徴です。
ここでは、NECトナーでよく見られる代表的な 4つの製造日表記パターン を、PR-L9300C、PR-L5800C、PR-L9600C など主要シリーズの実物写真で解説します。
NECトナーで使用される主な製造日表記の4パターン
① 白い小ラベルに日付が印字されているタイプ
NECトナーで最も多く採用されているのが、白いシールに8桁の日付(YYYYMMDD)を印字する方式 です。
PR-L9300Cシリーズのように、箱側面の型番付近に貼られていることが多く、読み取りやすいのが特徴です。



- 元箱の側面、左下あたりにシールが貼られている
- このシール内の数字「20230308」が製造年月を示している
- この例では2023年3月8日製造
② 外箱へ直接インクで日付が印字されているタイプ
ドラムカートリッジでは、ラベルを使わず ダンボール箱にそのまま日付を印字する形式 がよく見られます。
数字の間に「.(ドット)」を入れた YYYY.MM.DD 形式が一般的です。



- 元箱の側面に直接印字されている
- この数字「20230623」が製造年月を示している
- この例では2023年6月23日製造
- 推奨期限ラベルが併用される型番もあるため、期限表示がある場合はあわせて確認しておくと安心です。
③ バーコードラベル一体型の製造日印字タイプ
白色パッケージのトナー(PR-L5800Cシリーズなど)では、バーコードラベルのすぐ横に製造日が印字されているタイプ が採用されています。
形式はパターン①と同じく 8桁の数字(YYYYMMDD) が一般的です。


- 元箱の側面のシール内のバーコード下に印字されている
- この数字「20221027」が製造年月を示している
- この例では2022年10月27日製造
④ 「推奨使用期限」が明記された専用ラベルが貼付されたタイプ
NECの一部ドラムカートリッジ(例:PR-L9550C-31)では、製造日とは別に「推奨使用期限」が記載されたシール が貼られている場合があります。すべての製品に付いているわけではありませんが、期限表示がある場合は使用・保管の判断材料として活用できます。



- 側面にシールが貼られており、期限を YY/MMの形式で記載
- この数字「26/04」が推奨使用期限を示している
- この例では2026年04月が推奨使用期限
日付表記の読み取りでよくあるポイント
NECの製造時期の表記は主に 2つの形式 に分かれます。
- YYYYMMDD(例:20230308)
- YYYY.MM.DD(例:2023.06.23)
どちらも「上から見て分かりやすい」方式で統一されており、他メーカーに比べても読み取りで迷いにくい仕様です。
次の項目では、これらの製造日が使用期限や買取価格にどのように影響するのかを解説します。
NECトナーの製造日・使用期限と買取価格への影響
NEC純正トナーは、製造日の表記方法が明確で読み取りやすく、未開封であれば品質が保たれやすいことから、製造から年数が経過していても買取が可能なケースが多い のが特徴です。
また、一部の製品ではパッケージに 推奨使用期限 が表示されている場合がありますが、これは全型番共通ではなく、特定の商品などに見られるものです。
トナー全般では、業界的に 製造からおおよそ30か月(約2年半) がひとつの目安とされることがありますが、NECの場合は使用用途が法人中心で需要が安定しているため、実際の買取可否は 型番の需要・状態・保管環境 によって大きく変わります。
未開封なら古い製造日でも買取できるケースがある
NECトナーは企業・学校・医療機関などで継続利用されるシリーズが多く、同じ機種を長く使い続けるユーザーが多いことから、市場需要が安定しています。
以下の条件に当てはまる場合、製造から時間が経っていても買取可能なケースが多くみられます。
- 外箱が未開封である
- 外観に汚れ・破損がない
- 需要のある型番である
とくに PR-L9600C、PR-L8700、PR-L3M530、PR-L9560C系などは法人利用が多く、比較的古いロットでも扱えるケースがあります。
推奨使用期限シールがある型番は日付確認しておくと安心
NECの一部製品には、「推奨使用期限」 を示す専用のラベルが貼られていることがあります。
- 表記例:26/04 → 2026年4月まで推奨
- 全製品に貼られているわけではない点に注意
推奨期限は使用可否を厳密に規定するものではありませんが、保管管理の目安として役立つため、期限が印字されている型番ではあわせて確認しておくと安心です。
使用期限の判断は製造日+保管環境が重要
NEC公式では明確な使用期限を設けていませんが、トナーは未開封・常温保管であれば品質の変化は少なく、期限よりも保管状態が品質に直結します。
チェックポイントの例として、
- 直射日光の当たらない場所で保管されていたか
- 高温多湿を避けているか
- 外箱の変形・破れ・シール跡がないか
製造日が古い場合でも、これらの状態が良好であれば、使用・買取の両面で問題ないケースが多くあります。
迷ったら無料査定で確認するのがおすすめ
製造日が古い、推奨期限が近い、印字が薄く読み取れない——
こうしたケースでも、実物の状態によっては買取が可能なことが多くあります。
「売れるか分からない」と感じたら、まずはお気軽に無料査定をご利用ください。
型番・状態をもとに、できるだけ正確にご案内いたします。
NECトナーの製造日・期限に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 製造日はどこを見れば確認できますか?
NECトナーでは、型番によって製造日の表記位置が異なり、次の4つのパターンが確認されています。
- 白い小ラベルに8桁で印字(YYYYMMDD)
- ドラムでは外箱へ直接印字(YYYY.MM.DD)
- バーコードラベルの横に日付印字
- 一部で「推奨使用期限」ラベルが貼付された特殊ロット
まずは箱側面・ラベル・白いシールの3点を確認すると見つけやすいです。
Q2. 製造日から年数が経っていても使用できますか?
NEC公式では使用期限を一律に定めていませんが、トナーは未開封で適切に保管されていれば品質が保たれやすく、製造から年数が経っていても使用できるケースが多くあります。
高温多湿・直射日光を避けて保管されていたかどうかが重要です。
Q3. 製造日が古いNECトナーでも買取できますか?
はい、未開封で外観の状態が良ければ買取可能なケースが多い です。
NECは法人利用が多く、同じシリーズが長く使われる傾向があるため、比較的古いロットでも需要が続きやすい特徴があります。
ただし外箱の汚れ・凹み・破損がある場合、査定額が下がることがあります。
Q4. 製造日と「使用期限」は何が違うのですか?
- 製造日 … トナーが作られた日付
- 推奨使用期限 … 推奨される使用期限
業界では一般的に 製造から30か月程度 をひとつの目安とする考え方がありますが、実際には「未開封で適切に保管されていたかどうか」も品質に強く影響します。
Q5. 製造日がバラバラのトナーをまとめて売ることはできますか?
はい、複数本まとめての買取も可能です。
NECトナーは法人倉庫で保管されることが多く、ロットや製造日が異なる状態で入荷するケースは珍しくありません。
関連コラム
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