トナーカートリッジやインク、ドラムカートリッジを買取に出す際や購入するとき、型番や型式の確認はとても重要です。
買取査定に出す場合、商品を特定するために型番、型式の情報が必須となります。
また正しい型番を知ることで、対応するプリンターや互換性のあるカートリッジを間違えずに選ぶことができます。

一方でお客様から「メーカーはわかるけど、型番がわからない。」という声が聞かれました。
対応する複合機の機種名を型番や型式と勘違いしてしまうケースもございます。
確かにお品物によっては少し分かりずらい場所に記載があったり、複合機の機種名がそれらしい文字列に見えてしまうのも事実です。

本記事では、主要メーカーごとのトナーカートリッジの型番・型式の確認方法を、画像付きでわかりやすく解説します。
トナー買取専門店【トナーバイ】にトナーの査定を出したいけれど、どこをチェックすればいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください!

目次
トナーカートリッジの型番とは?
型番・型式の確認方法【メーカー別】
キャノン Canon
リコー RICOH
富士フイルム(旧富士ゼロックス)
OKI 沖電気
エプソン EPSON
コニカミノルタ
シャープ SHARP
RISO (理想科学工業)
ブラザー brother
NEC
型番/型式の情報がわからないと、査定や買取は難しい?

トナーカートリッジの型番とは?

トナーカートリッジの型番(型式)は、製品を識別するための固有の番号で、プリンターとの適合性を確認するために必要不可欠な情報です。
また買取業者は型番情報をもとに商品を特定し、査定を行っているのです。

型番が必要なシーン

  • プリンターに適合するカートリッジを購入するとき
  • 不要なトナーを買取に出すとき
  • トナーを交換するとき

型番はメーカーや製品によって表示箇所や形式が異なるため、確認のポイントを押さえておきましょう。

型番・型式の確認方法【メーカー別】

トナー、インク、ドラムカートリッジには、いずれも必ず型番や型式が記載されています。ただし、対応する複合機の機種名や製造番号も一緒に記載されているため、どれが型番・型式を示しているのか分かりにくい場合もあります。

以下、各メーカーごとに画像を交えながら、型番・型式の確認方法を詳しくご紹介します。

※パッケージの変更があった場合、記載箇所が異なる場合がございます。予めご了承ください。

  • キャノン Canon
  • リコー RICOH
  • 富士フイルム(旧富士ゼロックス)
  • OKI 沖電気
  • エプソン EPSON
  • コニカミノルタ
  • シャープ SHARP
  • RISO (理想科学工業)
  • ブラザー brother
  • NEC

キャノン Canon

キャノン Canonトナーの型番/型式の確認方法

キャノン(Canon)のトナーカートリッジは、機種によって型番の記載位置が異なります。
上記の例では、側面に型番情報である「CRG-051H」が記載されているタイプです。

キャノンのトナー型番は主に「CRG-」または「NPG-」で始まるものが一般的です。
一方、インクカートリッジの場合は「PFI-」で始まる型番が主流となっています。

さらに詳細を見る場合はコチラ ⇒ キャノン Canon トナー/インク/ドラムカートリッジ 型番の確認方法


リコー RICOH

リコー RICOH トナー型番/型式の確認方法

リコー(RICOH)のトナーカートリッジは、元箱の正面に型番が記載されていることが多いです。
上記の例では、商品名が「MP Pトナー」、型番が「C2503」となっています。
また、近くに製造番号が記載されている場合もあるため、混同しないよう注意が必要です。

リコーの型番には、「C」で始まるものや、数字とアルファベットの組み合わせ(例: 4200H)など、さまざまな形式があります。

さらに詳細を見る場合はコチラ ⇒ リコー RICOH-型番の確認方法


富士フイルム(旧富士ゼロックス)

富士ゼロックス(旧富士ゼロックス) トナー型番/型式の確認方法

富士フイルム(旧 富士ゼロックス)のトナーは、正面または側面に型番が記載されています。
上記の例では、トナーの型番が「CT201360(ブラック)」、ドラムの型番が「CT350410」となっています。

トナーやドラムの型番は「CT」で始まるものが主流で、型番の末尾の数字が1つ増えるごとに色が変わる仕組みです。具体的には、ブラック⇒シアン⇒マゼンタ⇒イエローの順で番号が割り振られます。
例として、「CT201361(シアン)」⇒「CT201362(マゼンタ)」⇒「CT201363(イエロー)」と続きます。

さらに詳細を見る場合はコチラ ⇒ 富士フイルム FUJIFILM (旧 富士ゼロックス FUJI xerox) – 型番の確認方法


OKI 沖電気

OKI 沖電気トナー型番/型式の確認方法

OKI(沖電気)のトナーカートリッジは、多くの場合、どの面にも型番が記載されていますが、特に裏面には「型名」としてわかりやすく表示されています。
上記の例では、「TNR-C3LC2」が型番に該当します。

同じシリーズでは、「TNR-C3LM2」「TNR-C3LY2」のように、型番の最後から2番目のアルファベットが色を示しています。具体的には以下の通りです:

  • 「K」:ブラック
  • 「C」:シアン
  • 「M」:マゼンタ
  • 「Y」:イエロー

また、OKIのトナーカートリッジ型番は「TNR-」や「TC-」で始まるものが多く、イメージドラムの場合は「ID-」で始まる型番が主流です。

さらに詳細を見る場合はコチラ ⇒ OKI 沖電気 – 型番の確認方法


エプソン EPSON

エプソン EPSON トナー型番/型式の確認方法

エプソン_トナーLPB3T29エプソン_トナーLPB3T29

エプソン(EPSON)のトナーカートリッジは、元箱の各面に型番が記載されています。
上記の例では、商品名が「ETカートリッジ(Mサイズ)」で、型番は「LPB3T23」となります。

エプソンのトナーカートリッジ型番は「LPB」や「LPC」から始まるものが多く、インクカートリッジの場合は「SC」、「IB」、「IC」などで始まる型番が一般的です。また、元箱の近くには適合機種の情報が記載されていますので、選ぶ際に間違えないよう注意が必要です。

さらに詳細を見る場合はコチラ ⇒ エプソン EPSON – 型番の確認方法


コニカミノルタ KONICA MINOLTA

コニカミノルタ KONICA MINOLTA トナー型番/型式の確認方法

コニカミノルタ(KONICA MINOLTA)のトナーカートリッジは、元箱のどの面にも型番が記載されていることが多いですが、他メーカーと比べると文字がやや小さいです。
上記の例では、型番は「TN321K(ブラック)」となります。

型番の末尾のアルファベットは色を表しており、以下のように区別されています:

  • 「K」:ブラック
  • 「C」:シアン
  • 「M」:マゼンタ
  • 「Y」:イエロー

また、同じシリーズの型番でも「K/Y/M/C」の前に「A」が付く場合があります。
たとえば、「TN321AK」と表記されております。
この「A」が付くパッケージは内容量が異なる場合があり、買取査定にも影響するため、型番をしっかり確認することが重要です。

なお、コニカミノルタのトナーカートリッジ型番は基本的に「TN」で始まる形式が採用されています。

さらに詳細を見る場合はコチラ ⇒ コニカミノルタ KONICA MINOLTA – 型番の確認方法


シャープ SHARP

シャープ SHARP トナー型番/型式の確認方法

シャープ SHARPのトナーカートリッジは基本的にどの面にもわかりやすく記載されております。上記の例では「MX-23JT-BA」が型番となります。アルファベットの最後から2番目の「B」はブラックを表しております。シアンの場合は「C」、イエローの場合は「Y」、マゼンタの場合は「M」となります。この色を識別するアルファベット部分の後ろが「BA / CA / YA / MA」の様に「A」が記載されていると大容量タイプとなります。また「BB / CB / YB / MB」の様に「B」となっていると小容量タイプとなります。同じシリーズでも最後のアルファベットが「A」なのか「B」なのかで査定額も変動しますので、しっかりと確認する様にしましょう。またシャープ SHARPのトナーカートリッジの型番は「MX-」から始まるものが多くございます。

さらに詳細を見る場合はコチラ ⇒ シャープ SHARP – 型番の確認方法


RISO (理想科学工業)

RISO (理想科学工業) インクの型番/型式の確認方法

RISO(理想科学工業)のインクは側面にシールが貼られており、その中に型番の記載があります。上記の例では「イーエックスインク」が商品名、「S-6701」が型番となります。一番最後の数字が1つ大きくなるごとに、ブラック⇒シアン⇒マゼンタ⇒イエローの順に変わります。ここの例では「S-6702」がシアン、「S-6703」がマゼンタ、「S-6704」がイエローとなります。

さらに詳細を見る場合はコチラ ⇒ 理想科学工業 RISO リソー – 型番の確認方法


ブラザー brother

ブラザー brother トナーの型番/型式の確認方法

ブラザー brotherのトナーカートリッジは正面や側面に記載があります。上記の例では「TN-293BK」が型番となります。最後の「BK」の部分がブラックを表しております。シアンの場合は「C」、イエローの場合は「Y」、マゼンタの場合は「M」となります。またブラザー brotherのトナーカートリッジの型番は「TN-」から始まるものが主流となっております。近くに対応機種の情報も記載されておりますので、混同しないように気を付けて下さい。

さらに詳細を見る場合はコチラ ⇒ ブラザー brother – 型番の確認方法


NEC 日本電気

NEC 日本電気 トナー型番/型式の確認方法

NEC 日本電気のトナーカートリッジは正面や側面に記載があります。上記の例ではそれぞれ型番は、左のトナーカートリッジが「PR-L9110C-14W」、右のドラムカートリッジが「PR-L9100C-31」となります。NEC 日本電気のトナーカートリッジやドラムカートリッジの型番は「PR-」から始まるものが主流となっております。最後の数字部分が色を表しております。ここでは「PR-L9110C-11」がイエロー、「PR-L9110C-12」がマゼンタ、「PR-L9110C-13」シアンとなります。

さらに詳細を見る場合はコチラ ⇒ NEC 日本電気 – 型番の確認方法

型番/型式の情報がわからないと、査定や買取は難しい?

トナーカートリッジやドラムカートリッジの買取を依頼したいけれど、型番情報がわからないと査定は出来ないのでしょうか。ここでは型番情報がわからない場合にどうしたら良いのかご紹介します。

結論から言うと、問題なく査定は出来ます。

型番情報がわからない場合、以下の情報をお知らせ頂く事で問題なく査定は出来ます。

◆お品物のパッケージ画像を送る・・・ 商品画像をお送り頂く事で、専門のスタッフが確認して商品を特定致します。

◆メーカー&複合機の機種名を知らせる・・・複合機の情報があれば、メーカーのホームページより対応しているトナーカートリッジの情報を特定致します。

お品物を見てもどれが型番がわからない場合でも、商品画像または複合機の情報をお知らせ頂くことで、特定は可能となります。お手持ちのトナーカートリッジやドラムカートリッジ、インクカートリッジでご不要な場合は、ぜひトナー買取専門店【トナーバイ】までご査定下さいませ。